大学浪人は予備校に通うのがいい?自宅がいい?強い意志が必要!
2016/03/03
3月は卒業シーズンですが、とくに高校生の方などはすでに大学への進路が決まっている方や、希望の大学へ進めなかった方残念ながらどこの大学へも行けなかった方もいますね。
今回は高校生の大学浪人について気になるところをご紹介してまいります。
まだ受験日がこれからの方は、存分に力を発揮して悔いの残らないよう、もうひと踏ん張りです!
大学浪人は予備校に通うのがいい?
高校生活において一生懸命頑張ってきたものの、残念ながら大学受験に全て合格出来なかったという方も多くいます。
合格がほぼほぼ間違いなしという状況の方で合格出来なかった際などは目の前真っ暗になる気持ちも分かりますが、いつまでも落ち込んでばかりも居られませんね。
大学合格出来なかった際の選択肢をすぐに決めていかなければなりません。
■大学合格出来なかった際の選択肢
・就職
・専門学校
・浪人して翌年再チャレンジ
・就職しながら翌年再チャレンジを目指す
・1年間旅行などをして今後の進路をじっくり決める
・取り敢えずアルバイト
進路が絶たれた際の選択肢としても様々な選択がありますが、まずは自分自身の目的は大学合格が最終目的ではありませんので、大学卒業の先にある自分の人生の目的をもう一度思い返してみることです。
その上で、いくつかの選択肢からより実現可能な方法を選ぶようにしていきましょう。
数ある選択の中で、浪人を決めて翌年の大学受験を目指す方については、さらに予備校へ通うのか自宅で浪人をするのかを決めなければなりません。
■予備校へ通うメリット/デメリット
・メリット
予備校のカリキュラムに沿った学習が出来る
大学受験の各種情報が得られる
同じ状況下の仲間で学習が出来る
分からない部分はすぐに講師に聞くことができる
・デメリット
費用がかかる
仲間同士で遊んでしまう
すぐ近くに予備校がない
教え方の悪い講師になる可能性もある
予備行に通う際のメリット、デメリットもそれぞれありますが、デメリットとして最も大きいのはやはりお金がかかるということですね。
予備校に1年間通うだけで、夏冬期講習や各種模試なども含め、およそ100万円の出費は想定しておくのがよいでしょう。
国公立や私立などで金額も異なっていますし、医療系などについては約250万円といった予備校もあるようですので、予備校選びも慎重に行わなければなりません。
また授業料のほかにも、地方などですと近くに予備校がなく、都市部に通わなければならないケースや予備校で斡旋している寮や個人で住居を借りるケースなどにおいては、さらに生活費がかかってきます。
予備校を選ぶ際には講師陣やカリキュラムなどを良く調べ、相談会などがあれば出向いて確認することもお勧めします。
浪人した高校時代の仲間同士で同じ予備校へ通う際にも怠慢にならないよう、注意が必要です。
大学浪人は自宅がいい?
予備校に通う予算が厳しいご家庭や自分自身で学習を進めたい方については、自宅で浪人するいわゆる宅浪があります。
宅浪を選択する際には、自分自身の強い意志と家族の協力が前提となります。
とくに自宅で自分の部屋がない方などは、家族の協力のもと、TV時間などを制限していただかなければならないケースもあります。
宅浪する際には、自宅近辺に図書館などがある際には学習スペースとして日中帯は利用するのが良いです。
自宅で浪人する際には、予備校のメリットとは反対に、情報を自ら収集しなければならなかったり、自宅でのTVや睡眠、不規則な時間管理など誘惑がたくさんある為に、自分自身の強い意志が必要となることは言うまでもありません。
自宅での食費など、ある程度の生活費はかかりますが、お金の面においては予備校に通うよりは遥かに安く済みます。
参考書など書籍類の購入や予備校の短期講座受講、模試などへの費用については予算としてみておいた方がよいでしょう。
さすがに自分一人で黙々と進めていても、自分の学力レベルがどのくらいか不安になりますんので、模試や苦手分野の短期講座受講などにおいて自分の弱点を克服する程度のことは必要です。
大学浪人は強い意志が必要!
自宅での浪人の場合は強い意志が必要であることは先に述べた通りですが、予備校に通うにしても、これまでの高校生活のように出席などの管理が徹底されることはありません。
予備校にしても自宅での浪人にしても、社会人同様、自分の責任で勉強を進めていかなければなりません。
予備校に通ったからといって、必ずしも成績が上がることが約束されているわけではありません。
私も予備校に通った経験がありますが、基本は高校で学んだことの延長に過ぎません。
自助努力で進められないこともありませんので、どの浪人スタイルが良いのかは、最終的に自分でしっかりと選択し、選択したからには目標に向けてひたすら日々努力するのみです。
まぁ時には息抜きも大事ですね!
まとめ
高校を卒業した生徒の5.4%程度が浪人して予備校に通っているというデータもあります。(平成26年度学校基本調査)
みなさん、それぞれの夢に向かって大学進学というひとつの選択肢を選んでいる状況ですが、長い人生の1~2年まわり道をしても、まわり道をした分得られるものもあります。
私も実は浪人経験者ですが、自分なりに学習の実施方法を考えたり、強い意志を持って物事をやる精神力面においては、浪人時代に築かれたものも多いと感じています。
是非、ポジティブに考えて自分の夢に向かって進んでいきましょう!