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七草粥を食べる由来は?食べる時期は?材料は何を使う?

      2015/11/09

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お正月を過ぎた頃、作る料理に七草粥がありますね。

年末の年越しそばから始まって、年始のおせち料理、お雑煮と、年末年始は季節料理の連続ですね。

主婦の方や作る側にとっては何かと気忙しい日々ですが、季節ごとの食材を使う料理は、日本の風習そして文化を受け継いでいく為には欠かせません。

七草粥についてもレシピだけではなく、気になる背景を探っていきましょう。

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七草粥を食べる由来は?

七草粥はお正月のお祝いの席での豪華でたくさんの料理やお酒などを飲んで弱った胃腸を休め、整える為に春の野草である七草を中心に混ぜいれたお粥のことです。

もともとは中国から伝わってきたもので、日本では平安時代の中期頃には作られていました。

中国では七日をひとつの節目として「六日年越し、七日正月」ともいわれ、七日には人を占う日として「人日」という習慣がありました。

そして、この「人日」に、七種類の菜類を汁物にして食べることで、邪悪な気を避ける習慣もありました。

一方、日本では小正月の一月十五日に、中国の「人日」同様に邪気を払って一年の健康を祈願する「小豆粥」を食べる風習がありますが、中国から伝わった「人日」の汁物が小豆粥の影響を受けて、粥に変わっていったといわれています
ちなみに小豆粥の具材としては、小豆のほか、米、栗、麦、稗(ひえ)、黍(きび)、胡麻などが使われています。

七草粥を食べる時期は?

七草粥を食べる時期については、地方地域によって異なるところもあるようですが、一般的には一月六日の夜には七草をまな板の上に包丁の背などで細かく叩いたものを用意しておき、一月七日の朝にお粥を炊いて七草を混ぜて食べる行事とされています。

青森県や秋田県などの一部の地域では、一月十五日に食べるところもありますし、月遅れの正月行事として二月七日に行事を行う地域もあります。

七草粥を食べるときの材料は何をつかう?

七草粥の具材は一般的には春の七草を使っていますが、こちらも地域によって材料が異なるところがあります。

■春の七草

・セリ

競り勝つ(せりかつ)という意味が込められ、効用としては、胃腸の消化を助けるといわれています。

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・ナズナ(ペンペングサ)
五臓に良いとされています。

・ゴギョウ(ハハコグサ)
痰、解熱、吐き気などの効用といわれています。

・ハコベラ(ハコベ)
繁栄の意味があり、効用としては、利尿作用といわれています。

・ホトケノザ(タビラコ)
歯痛などの効用といわれています。

・スズナ(カブ)
神様を呼ぶ「鈴」の意味があり、消化をよくする効用といわれています。

・スズシロ(ダイコン)
胃腸、咳止めなどに効用があるといわれています。

ひとつひとつの材料にはそれぞれの健康を祈願する意味がありますが、とくにお正月で弱った胃腸を回復させる為に消化器系に良い材料が選ばれていますね。

地域によっては、餅やゴボウ、じゃがいも、にんじんなどの根菜類も入れて、お粥ではなく汁物として作っているところもあります。

また、草類だけではなく、豚肉などの肉類を入れて食べる地域もあるようで、七草粥とはまた違った風習で一月七日の行事をおこなっています。

地域、家庭の風習を確認してみるとよいでしょう。

七草粥2

まとめ

春の七草とは反対に、秋の七草と呼ばれるものもありますが、春の七草と混同しないようにしてくださいね。

■秋の七草
・ハギ
・オバナ(ススキ)
・クズ
・ナデシコ
・オミナエシ
・フジバカマ
・アサガオ(キキョウ・ムクゲなどの説があります)

秋の七草とは秋に花が咲く七種の草花として呼ばれているものです。

お正月で疲れた胃腸を回復させる為に考えられた七草粥で健康的な1年をはじめましょう。

素敵な1年をお送りください!

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