加湿器を使用する時期は?頻度は?台数は?
2015/11/06
関東圏内は、ここ最近は天気が良い日も多く、秋空の中すっきりとした青空が広がっていますね。
秋も深まり、朝晩の気温も低くなってきていますが、空気の乾燥と同時に湿度の低下も感じられます。
そろそろ、加湿器の準備をはじめているご家庭も多いのではないでしょうか?
今回は加湿器の設置に関して、気になる点をご紹介していきます。
加湿器使用する時期は?
加湿器を設置する時期はいつ頃が良いのでしょうか。
そもそも加湿器を使うのは乾燥を防ぐのが最終目的ではなく、乾燥によって起こり得る障害を未然に防ぐのが目的です。
・お肌の乾燥予防(かゆみ、しっしんなど)
・風邪予防
・埃や塵、花粉飛散防止
加湿は、お肌の乾燥による肌荒れやかゆみ、しっしんを防ぐためだけではなく、鼻や咽喉の粘膜が乾燥することにより、ウィルスが体の中に入り易い状態を作らないようにする役割もあります。
また、湿度を保つことで、埃や塵、花粉などが舞い散らないようにする効果もあります。
空気が乾燥し易い季節から花粉の季節までを考えると、設置期間についてはおおよそ把握が出来ます。
10月頃~5月頃
地域によっても若干ずれはありますが、空気が乾燥してくる10月下旬頃から春の花粉の飛散が落ち着く5月中旬頃までが最も使用する期間となります。
埃や花粉などの飛散は別として、乾燥だけを考えるのであれば、とくにエアコンや暖房機器を使用するタイミングに合わせて使い始めるのも目安となります。
快適な湿度は40%~60%と言われていたり、加湿器を使用するタイミングは湿度が40%より下がった状態などという見方もあるようですが、一番乾燥状態となるのはエアコンの暖房を使用している時がもっとも乾燥が起こっています。
最近のエアコンには、潤いを与える機能がついたエアコンなども発売されていますが、やはりエアコンや暖房機器を使用するとお部屋の空気の乾燥が一気に進みますので、加湿器を併用して湿度を保つようにしなければなりません。
暖房機器で、あまりお部屋の温度を上げないようにすることも必要です。
小まめに衣類などで体温を調節して、暖房機器のみに依存しない工夫も取り入れてみましょう。
加湿器使用する頻度は?
基本的には、エアコンなどの暖房機器を使用している際には、同時に加湿器の運転を続けておきたいものですが、やはり、加湿器も頻繁に使用していると、湿度も高まってカビや結露の原因となりますので、長時間継続した使用は控えたいものです。
加湿器を使わなくても良い状態にするためには、エアコンや暖房機器を小まめに消す必要がありますが、やはり真冬に消してしまうと、部屋の温度が一気に冷えてくるような状態では、なかなか消すのも面倒ですね。
理想なのは2~3時間に1~2回程度は窓を開けるなどして、部屋の空気を入れ替えることです。
部屋が乾燥するのは、冬の空気が乾燥しているからということもありますが、最も乾燥状態にするのはエアコンや暖房機器ですから、外の空気を取り入れることで、部屋の乾ききった状態が緩和されます。
15分程度開けておくだけでも外気が取り込まれ湿度状態も変わりますので、窓を開ける際には加湿器をストップし、その後、1時間程度した後で、再度運転を始めるのが良いです。
窓を開けることで、過剰に加湿された空気も入れ替わりますので、カビや結露防止にもなります。
加湿器使用する台数は?
ご家庭全体では、何台設置すればよいのでしょう。
設置台数については、設置する加湿器の能力や部屋の広さ、数などにもよりますので、一概に台数については言及できませんが、主に使用する部屋へ設置するのが望ましいです。
・リビング
・寝室
・子ども部屋
設置する際には、部屋の大きさに応じた能力の機器を設置するようにしましょう。
寝室でも使用しますが、長時間使用することで、布団が湿気を吸ってしまうことにも繋がりますので、寝る直前までに、暖房機器で部屋を暖める際に合わせて加湿器を使用して、寝るタイミングで暖房機器、加湿器ともに使用を控えるのが良いでしょう。
または、加湿器に調整やタイマー機能があれば、就寝後2~3時間の間、弱めの加湿量で状態を保つようにするとよいです。
その他、極力、加湿器に頼らない方法もありますので、加湿器の台数を増やしたくない方や、長時間の使用を避けたい方などにおすすめです。
・濡れたタオル(軽く絞る)を干す
・洗濯物を部屋干しする
・ストーブなどの上に水を入れたヤカンや鍋を置き、蒸気を出す
・お風呂上りに浴室のドアを少し開けておく
・2~3時間置き程度に霧吹きで部屋を湿らす
他にも、絞ったタオルをぐるぐると振り回して湿度を上げる方法などもありますので、いろいろとご家庭で出来ることを工夫してみましょう。
まとめ
美肌を気にするのであれば、湿度は60%程度が良いとされています。
また、寝る時には、布団などで調節し、一晩中エアコンや暖房機器を使用することは避けましょう。
就寝中は窓を開けて湿度の調整も行うことが出来ませんし、かなり乾燥することにもなりますので、寝ている間に鼻や喉が乾燥して風邪のウィルスの影響を受けやすくなります。
一晩中加湿すると、布団の湿気やカビ、結露の原因となりますので、ご注意ください。
加湿器を上手に使って、健康的な冬を過ごしましょう。