おせち料理は作る?買う?いつ作る?作るのはだれ?
2015/10/27
クリスマスを過ぎるとそろそろおせち料理の準備を始める家庭も多いのではないでしょうか。
おせち料理とは漢字で「御節料理」と書き、本来は節目の日(節句)に作る料理のことですが、節句(五節句)のうち、最も重要な日をお正月として、正月料理を指すようになったと言われています。
おせち料理は自宅で作るという方から、お店で買って来る方など様々ですが、今回はお正月料理の代名詞でもある、おせち料理の気になる部分をお伝えします。
おせち料理は作る?買う?
最近ではコンビニなどでもお気軽におせち料理の予約が出来るようになっていたりと、手間を掛けるよりは買ってきたもので済ませてしまうという家庭も多くなってきているのではないでしょうか。
おせち料理を自宅で作るのか、買ってくるのか、迷うところですが、みなさん判断材料としては以下のような内容で判断されているようです。
・時間
・お金
・人数
まず、年末年始の比較的忙しい中で、作る時間があまりないという方は、お店で予約などをされるケースが多いです。
次にお金ですが、自分で食材を買ってきて作るのと、お店で出来上がったものを買ってくる場合で、予算比較をして買う方もいます。
クリスマスのデコレーションケーキの店頭販売や宅配ピザなども、自宅で作った方が安価で済むケースが多いですよね。
そしてもうひとつ、検討する部分が、おせち料理を食べる人数ですね。
お正月になると親戚や友人などが集まる家庭では、比較的大量のおせち料理を準備しなければならず、食材を買ってきて作った方が安く済むケースもありますし、自分ひとりとか、夫婦で二人分などの時は買ってきてしまった方が早い感じもしますね。
■購入時のおせち料理相場
・2~3人前(30~40種)三段重 15,000円~20,000円
さて、この金額を見て、食材を買ってきて自分で作るのとではどちらがお得でしょうか。
やはり、食材としては特段高価な材料を使わない限り、自分で作った方がコスト的には安価で済みますが、あとは手間代をどう捉えるかです。
煮物などは時間がかかりますし、年末は大掃除もあって時間がない!という方には、やはり通販や店頭で買うことの方がお得感があるのかも知れません。
予約は早い所ですと、10月下旬ころからはじまり、11月20日頃までに申し込むと、割引や特典料理がついてくるなどを行っているところが多いです。
大量の準備は大変となると、多少予算はかかっても買ってきてしまった方がよいのかも知れませんね。
来客される方や人数に合わせて、手作り、購入を決めるのがよいでしょう。
少し前には、通販でおせち料理を購入したら、スカスカのものが届いたといったトラブルも発生していますので、通販などで購入する際にはとくに内容や容量など詳細を確認した上で、購入するようにしましょう。
また通販などは、折角のお正月に間に合わなかった、などとならないようにお届け日にも十分ご留意ください。
■通販で購入する際の注意
・内容
・お届け日
内容については、食材と分量、食材生産地などをよく見て、お届け日についても、確実に届くのかなど、配送、運送時の注意事項などをよく読んだ上で注文しましょう。
発送日などが分かり、お問合せ先などもしっかりとしている知名度のある会社からの購入が安心です。
伝統的な家庭の味ですので、受け継がれてき味や形を継承するのも自分で作る選択のひとつですね。
おせち料理を作るのはいつ?
おせち料理を作るタイミングですが、一般的には31日の夜には出来上がったものが箱詰めされている状態にしておきます。
作り始めるタイミングですが、材料にもよりますが、黒豆などを煮る場合などは時間を要しますので、29日から作り始めるのが良いでしょう。
大晦日は年越しそばの準備などもありますので、ガスコンロなども使う頻度が多くなってくる為、準備が出来る物については、28日から始めてもよいくらいです。
比較的日持ちが短い、煮物や魚介類は30日に調理するようにしましょう。
紅白歌合戦が始まる前頃までに準備が出来、ゆっくりと紅白歌合戦を見ることが出来るといいですね。
重箱に詰めて出来たおせち料理は傷まないように、暖房のガッツリきいた部屋ではなく、内玄関や廊下など冷えたところに置くようにしましょう。
おせち料理を作る人はだれ?
おせち料理は、日持ちする物が多いのですが、これは歳神様を迎えて正月の火を聖なるものとして捉え、神と共食する雑煮のほかは火を使う煮炊きを極力避けるべきという説のほか、家事から女性を解放するためという説もあります。
ですから、一般的にお正月料理は男性が作るものとして受け継がれている地域もありますが、ほとんどの家庭では主婦の方が作られていますね。
普段、台所で頑張っている女性に代わり、男性が料理をする日があってもいいですね。
1年の締めくくり、もしくは1年の始めに感謝の気持ちで料理することも必要です。
まとめ
お正月のおせち料理は、おせち料理の中身や作る時期など、それぞれの家庭や地域、地方の風習などによっても異なっているようです。
日頃から食べている食材にあらためて感謝をして、1年のはじまりに相応しい日本伝統らしい料理、風習を受け継いでいきたいものです。