大学に進学する理由は?学部選びはどうすればいい?通信制大学は?
2015/12/24
今年も年の瀬になってきましたが、高校もしくは大学へ進学に向けての受験生にとっては落ち着かない年末年始になっている方も多いのではないでしょうか。
来年の進学に向けて受験勉強をされている方は、既に目標の学校なども決めて頑張っていることでしょうが、来年に受験を迎えない方でも、新年に向けて進学をそろそろ検討してみてはいかがでしょうか。
今回は高校生の大学進学について気になるところをご紹介していきます。
悔いの残らないよう進学を検討していきましょう。
大学に進学する理由は?
大学に行く理由は何ですか?
この質問に対して明確に答えることが出来るあるいは明確な理由を持っている大学受験生や現役大学生は少ないのではないでしょうか。
■大学進学理由
・目標とする就職先について必要な資格を得るため(医者など)
・就職を有利にする為(就職時必要資格が大卒など)
・自分の興味分野の学識を高めるため
・親に言われているから
・行くのが当たり前の雰囲気になっているから
・周りの友達も行くから
・学生生活を続けたいから
・取り敢えず大卒のステータスをもっていたいから
・なんとなく
本来進学とは何らかの目標があって進むべき道だと考えますが、小さい頃から行くことが常識的となている風潮の中で大学進学している方も多い状況です。
幼少の頃より親や学校などから大学に行くのは当たり前のように教育を受けてきたために起きている現象でもあるはずです。
貴重な青春時代の2年間、4年間を過ごすわけですから、目的を明確に持って進学したいものです。
確かに、就職の際には必要資格として大学卒業を謳っている企業も少なくないのが現状ですので、とくに学部などにも拘らずに大学を卒業すれば就職に有利という考えもありますが、目的が曖昧だと大学4年間で何を学んだのだろうという結果になってしまいがちです。
企業側が大卒を求める理由のひとつには、大学で専門的な知識を習得していることを期待する部分があるのではないでしょうか。
その期待に応えるためにも、ただ単に大学を卒業しましたということではなく、大学で何をどの程度学んできて、就職後にはその学んだことが企業でどの程度活かすことが出来るのかがポイントにならなくてはならないはずです。
しかし、現在の企業側の大卒を採用する理由も、専門知識を持っている人材を欲しいというよりは、最低知識として大学卒業できる程度の人間が欲しいといった理由から大卒を求めている現状もあります。
大学を卒業していなくても優秀、有能な人材は多くいますが、企業側人事担当者が人材能力を見抜けない不安が少なくてもそこにあるのではないでしょうか。
また、取り敢えず大学に行ってから、その先の進路は考えるという方も多いですが、確かに4年間(短大であれば2年ですが)のうちにじっくりと考えたい方も否定をすべきところではありませんが、例えば、経済学部に入学した方が、4年間のうちに医者になりたいといった際には、あらたに医大を目指すべく、転入や大学再受験などといった手段を取る必要があります。
大学入学後に進路が決まる方も多いので、再受験なども必要があればチャレンジすることもありですが、出来れば高校生の頃にある程度進路は決めたいものですね。
現在の教育が、まずは大学目指そう的な発想になっているので、なかなか自分自身の進路を決めるのは難しい環境なのは理解しますが、この文面等を読んでしっかりと自分自身の進路を見極める方が一人でも多く出てきていただければ幸いです。
大学進学の学部選びはどうすればいい?
大学の学部選びについては、やはり自分の進路に合った学部を選びたいものです。
経済学部なら就職の時の選択肢が拡がるとか、取り敢えず文系で、などと安易に考えがちですが、やはり学部選びも自分の進路と合わせて4年間真剣に学識を追求できる分野の学部を選ぶようにしましょう。
とくに気を付けたいのが、就職先が大卒だけではなく特定学部学科に特化したものを資格としている場合、所定の学部学科を卒業していなかればならないことです。
医者、建設(設計など)、薬学、研究系などの就職先を希望の場合、所定学部学科卒業の資格を求められますので、その他にも自分の就職希望先の情報を事前によく調べておきましょう。
就職先が同じであっても、職種によっては所定学科の卒業資格が必要となるケースもありますのでご注意ください。
また、就職先だけではなく、資格試験などを受験する際にも大学学部学科の指定を求められる資格試験もありますので、資格取得を目標にされている方も注意が必要です。
大学進学で通信制はどうなの?
大学選ぶ際に通信制大学を選択に入れられる方もいます。
自分の目標とする進路内容が満たされているのであれば、通信制大学でもとくに問題はありません。
最近では、教員免許、保育士、幼稚園教諭なども通信制大学卒業資格で受験資格を満たすことが出来ますので、働きながらも目標を目指す方などに人気ですね。
ただし、通学と違って自分の意思をしっかりと持って取り組まないと通信大学での試験をパスすることが出来ませんので、通学制よりも厳しい部分があることも認識しておきましょう。
目標とする資格を取ることが出来るのかをよく調べた上で通信制大学も選択するようにしましょう。
まとめ
進学の際には、国立、私立なども予算面での検討をしなければならないケースもありますね。
高校生のうちならば、まだまだ選択の余地はたくさんあります。
高校生活を満喫すると同時に、自分自身の進路なども高校3年生までには凡そ決めていきたいものです。