加湿器の効果がある置き方は?喉に良い?肌には?タイプは?
2015/10/01
風邪が流行ってくるシーズンとなりましたが、ご家庭の加湿器は既に稼働されていますでしょうか。
1年中使用されている方もいるようですが、やはり冬の乾燥時期に使用される方が多いですね。
加湿器を使用する目的としては、風邪予防、喉を労わる、お肌の乾燥防止などがメインとなるのでしょうが、今回の気になるは、加湿器の効果の実施について、まとめてみました。
健康維持に上手に活用して、冬の風邪の流行るシーズンを乗り越えましょう。
加湿器の効果がある置き方は?
加湿器を使用される方は、普段どの場所に置いて使用されていますでしょうか。
現在はエアコン自体に加湿機能があるエアコンもありますので、一概に移動タイプの加湿器を使用されている方ばかりではありませんが、一般的には床置きタイプの物がおおいですね。
基本的には部屋全体に行き渡り、特定場所のみに加湿効果が集中しない場所に置くのが効果を得られる置き方ですが、その際でも、注意しなければならない点がいくつかあります。
まず、乾燥状態の部屋を加湿するのは良いのですが、過剰に集中的に加湿が行われる場所があるとカビの発生原因となります。
カビが発生した状態ですと、むしろ健康に影響を及ぼす可能性もありますね。
加湿器を置く場所として避けた方がよい部分として以下が挙げられます。
・カーテンへの加湿が多くなる
・壁への加湿が多くなる
・家具への加湿が多くなる
・電化製品へ当たる
・窓際
・出入り口付近
とここまで書きますと、狭い部屋などではどこに置いていいのか迷うところですが、カーテンや壁などは湿気を吸いやすく、カビの発生が気になるところです。
また、家具についても湿度を過剰に吸うことで歪み等の変形が懸念されます。
電化製品については、もとより湿気を嫌いますので、故障原因とならないように配慮しなければなりません。
常時過湿状態で過剰に当たらないようにすれば、あまり神経質にならなくても大丈夫ですので、設置する際には吹き出し口などの向きも考慮して設置するようにしましょう。
また、窓際や出入り口などは加湿が逃げていき効果が薄れたりします。
エアコンが直接当たるような場所も加湿器にセンサーなどが付いている場合など、温度/湿度センサー機能が正常に判断出来なくなる可能性もありますので、合わせて注意が必要です。
設置の理想の場所としては、人の居る場所へ比較的多く当たるような場所で、高さ的には少し高めのところに置いて部屋全体に行き渡るような所が理想です。
今は、機器自体が高性能に出来ているので、部屋全体に行き渡り易い構造になっているようですが、ご自分の使用されている製品の特長も良く確認した上で、設置するようにしましょう。
もちろん、取扱説明書の記載事項を遵守してくださいね。
加湿器の効果は喉や肌に良い?
鼻や喉が乾燥することにより、風邪の原因となりますが、風邪のウィルス自体は湿度が50~60%で鈍ると言われています。
ウィルスの活動を鈍らせる湿度に維持するためにも加湿器は非常に効果的なものとなります。
鼻喉の内側はは粘膜が保護してくれているのですが、乾燥することで保護機能が低下し、ウィルスなどに対する抵抗が弱まります。
マスクを着用するのも、ウィルスなどの外部からの侵入を防ぐ目的と合わせて、湿度をほどよく保つ目的もあります。
とくに睡眠時は鼻、喉に直接影響しやすい為、寝室などで加湿器を使用するのも効果的な使い方でしょう。
また、乾燥肌の方にとっては、冬の乾燥は大敵となります。
加湿器使用で、肌の潤いを保持し美容効果を高めましょう。
加湿器ではあまり保湿効果がないのではと考えがちですが、実際に加湿器を使用して、部屋に置いた湿度計などを確認すると、ある程度の湿度で部屋が保たれているのがわかります。
乾燥肌の方などは湿度感を実感することが出来ることでしょう。
加湿器の効果があるタイプは?
次に、加湿器のタイプにもいろいろとあるようですが、どのタイプが良いのでしょうか。
それぞれにメリット、デメリットがあるようですので、自分に合ったタイプを使用して効果を実感してください。
まず、加湿器のタイプは一般的に以下の4つがあります。
・スチーム式
こちらは加湿器の代表的なもので、水を沸騰させることで発生する水蒸気で湿度を出す方式です。
・超音波式
超音波で水を振動させ霧状にする方式。
・気化式
水を含んだフィルターに風を当てることにより加湿するタイプ。
・ハイブリッド式
気化式と同じだが、送風する際に空気をヒーターで温める方式。空気をヒータで温めている為、吹き出てくる風が冷たくならない。
機種によっても様々なので一概には言えませんが、短時間で加湿効果が出るのは超音波式とハイブリッド式となっています。
機種によって加湿時間に差はあるものの、加湿度合いについてはどの機種もほぼ同じとなりますので、加湿までの時間を気にされない限り、湿度感としてはどれを購入しても大差はないでしょう。
電気代については、気化式が最も消費電力が少なく、次いで、超音波式、ハイブリット式となっており、スチーム式が最も高い消費電力となります。
まとめると以下の通りとなりますが、あくまでも参考に、購入の際などは個別商品の特徴を確認した上で購入してくださいね。
・超音波式
短時間で加湿し消費電力も少ないが、性能上、こまめなメンテナンスが必要。
・スチーム式
加湿時間も遅めで、消費電力も高いが、沸騰タイプの為、菌の発生は少なめ
・気化式
加湿時間は遅めだが、消費電力が少なめ
・ハイブリット式
加湿時間は早いが、消費電力が高い
また、スチーム式、超音波式はファンがない為に、寝室などで使用する際には静かさも得られる。
それぞれに良い面、悪い面はありますので、良く内容を見て選ぶようにしましょう。
加湿器効果のある対応床面積とは?
加湿器を検討する際、広告、チラシなどに記載されている、対応床面積の表示ってわかります?
記載内容としては、木造○○畳、プレハブ○○畳、といった記載を目にしたことはありませんか。
木造はその名の通り木造住宅ですが、プレハブというのは、仮設住宅で使用されているプレハブではなく、工場である程度壁材や床材を作り、現地でそれらを組み合わせる工法の建物のことで、ツーバイフォー(木造枠組壁構法)住宅などもプレハブに属します。
ご自宅の作りに応じた対応床面積の加湿器を選びましょう。
まとめ
これからの季節、インフルエンザやお肌の乾燥対策など、加湿器は重宝されてきます。
しかし、機器によってはきちんと定期的に新しい水を使用し、メンテナンスをしておかなければ、反対に健康を害する可能性が出てきます。
また、過剰に使用することで部屋に結露が発生し、結露がまたカビなどの原因になることもありますので、湿度計を活用するなど、快適な気温、湿度状態を保つようにしましょう。
加湿器のタイプも床置きのものから、USBでPCへ接続して使える卓上タイプのものなど、いろんなタイプのものが出ていますので、ご家庭だけでなく、職場環境内においても風邪などにかからないよう、気を付けたいですね。
タイプについては、小さいお子様やお年寄りのいる家庭では、安全性の高い気化式やハイブリッド式を使うなど、機器の性能だけではなく、ご使用される人や環境に応じて選ぶこともお忘れなく。