成人式のお祝い金額の相場は?プレゼントはどんなもの?お返しは必要?
2015/09/29
年が明けると成人式シーズンがやってきますね。
地方などでは成人の日よりも集まりが多い日(帰省時期)を狙って、ゴールデンウィークやお盆やに開催されている地域もあるようですが、成人の日としては1月の第2月曜日と制定されています。
身内など成人式を迎える方への、お祝いの金額やプレゼント、または、いただいた際のお返しなどについての気になる部分をまとめてみました。
成人式のお祝いの金額相場はいくら?
そもそも、今日の形態となっている成人式は、1946年の11月22日に埼玉県足立郡蕨町(現:蕨市)にて実施された「青年際」がルーツとなっており、「青年際」に影響を受けた日本国政府が、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもとで、1949年より1月15日を成人の日として制定したことが
由来となっています。
なんと、埼玉県蕨市には「成年式発祥の地」としての記念碑があるそうです。知ってました?
さて、成人を迎える方へのお祝いの金額ですが、相手が自分の子供や甥、姪などで異なってくるものですが、一般的にいくら位が相場なのでしょうか。
そもそも、お祝いはあげるべきなのかといった意見もありますが、私の意見としては、特段あげなくても良いのではと考えます。
大人としての祝いの日であれば、むしろ人間として一人前となる訳ですから、自立していけるという意味では不要ではないでしょうか。
反対に、成人まで育てていただいた両親や親戚、お世話になっている方々へ自らお礼を伝える方が意味があるような気もします。
とはいっても、お祝いに日には変わりありませんので、御馳走や、解禁になる飲酒などでお祝いする方が、金銭などよりも理にかなっている感じもします。
やはり金銭で、という方は以下の金額が一般的な金額となっているようですが、あくまでも目安であって、地域性や付き合い度合い、以前に貰った経緯があればその時の見合いなど様々なケースがあります。
兄弟 1万円 ~ 3万円
孫 3万円 ~ 10万円
甥・姪 1万円 ~ 3万円
知人 5千円 ~ 1万円
あくまでも気持ちですので、あまり金額に拘らなくても大丈夫でしょう。
成人式のお祝いにプレゼントはどんなものがいい?
お祝いに金銭を贈る以外に、プレゼントを贈るケースもありますよね。
金銭よりも物で贈る方が心がこもっている印象を受ける場合もありますので、プレゼントを検討してみてはいかがでしょうか。
プレゼントの内容についても金銭同様、関係性や普段の付き合い度合い、男女などで贈る内容も異なってきますので、参考に検討してみてくださいね。
成人を迎える方へプレゼントとしては、以下のものが一般的です。(男女混同です)
・ハンカチ
・名刺入れ
・ネクタイ
・ボールペン(万年筆)
・財布
・時計(腕・置きなど)
・ベルト
・靴
・手帳
・ネックレス
・アルコール飲料
・商品(ビール)券
社会人として使用する物が比較的目立ちますね。
名前を入れられる物については、名入れなどもおしゃれですね。
こちらのプレゼントについても、気持ちがこもっているかが大事ですので、あまりプレゼント選択に悩まず、一般的なものであっても心を込めて成人を祝ってあげましょう。
家族内であれば、おしゃれな店に行ってアルコールを一緒に飲んで祝うなども記念になりますね。
どんなものであれ、メッセージ(手紙)を一言添えるなどをすると、物よりも思い出となるかも知れませんよ。
成人式お祝いのお返しはどうすればいい?
成人式祝いをいただいた際のお返しですが、こちらも地域性で返す、返さないがあるようですが、直接いただいていない場合(送付など)は、きちんとお礼を言うのはもちろんですが、何か物などで必ずお返しをしなければならないということはありません。
成人のお祝いなので、出世払いではないですが、相手の特別な日である誕生日やお子様の進学タイミングなどにお返しをすればよいです。
家族内であれば、初給料をもらった時にお食事に招待や気持ち的な金銭を渡せばよいですね。
お返しなどをあまりにも気にしてしまうと、喜びも減少してしまいますので、お返しを気にするよりも、いただいた気持ちを存分に喜びとして受け止めましょう。
状況により、お返しをする場合にはいただいた金額の半額程度(いただいた金額にもよりますが)の物を返せば無難でしょう。
贈る方も返す方も気持ちが大事ですね。
まとめ
「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」趣旨で制定された成人式。
祝う(贈る)側からは、20年間、立派に育ち、これから社会の一員として苦難もありますが、健康に頑張っていけることを気持ちに込め、またお祝いされる(いただく)側としては、ご両親をはじめ、様々な人との関わりの中でこれまで育てていただいた事を十分に感謝し、社会貢献出来る人間となれるよう気持ちに応えていきたいですね。
「おとなになったことを自覚、みずから生きぬこうとする青年…」現代の社会はこの趣旨を全うできた人間が多い社会になっている。。。かな。
私たちも成人となった頃を思い返し、あらためて気を引き締めていきたいですね。