大卒は就職に有利?給与がいい?一流大学がいい?
2016/02/25
3月、4月は卒業、入学、進学、進級そして就職の時期でもありますね。
みなさん、それぞれの思いや夢、目標に向かって進んでいく門出の時期でもありますが、今回は大学卒業後の就職について気になるところをご紹介してまいります。
これから進路を決められる方や、いままさに迷っている方など、是非参考にしてください。
大卒は就職に有利?
なぜ多くの方は大学進学を目指すのでしょうか。
一般的に言われているのが、良い大学を出ると良い会社(企業)に就職できるからといったことが根強く残っています。
何もわからないまま、小学校、中学校、高校と進学して、気付いたら大学選択の道が出来ていて、なんとなく周囲の雰囲気で大学を受験して進学されている方が多いのも事実です。
もちろん、大学進学によって得られる資格等で自分の希望する仕事に就くことを目的として進学されている方も大勢います。
医師などもそのひとつですね。
国家資格を得る為の条件として、大学の然るべき学部学科の単位を所持していないと就くことが出来ない業種などもあります。
国家資格等の一定条件を目的とした大学進学を除き、一般的な就職するにあたって、大学卒業の称号は有利になるのでしょうか。
この件については、確かに企業によっては大学卒業を一定の条件として採用しているところもまだまだ多いのが実情です。
新卒採用の企業などを希望する際には、大学卒業の資格を持っていれば申込のステップは容易にクリアすることができます。
しかし、就職した後に大卒の人材が企業側にとってメリットがあるのかどうかということについては、一概に大学卒業した方が優秀ということにはなっていません。
就職時に有利であることには受ける企業によってはありますが、くれぐれも就職のタイミングのみであることをご理解いただきたいです。
高校卒業の方などでも立派に業務をこなして、重要なポジションで頑張っている方も大勢います。
むしろ、高校卒業した方のほうが頑張っているケースも少なくありません。
大卒就職は給与がいい?
就職時においては、企業によっては大学卒業者が有利になるケースがあることは分かりましたが、給与待遇面についてはどうでしょうか。
こちらについても、よく見掛ける初任給の部分に該当してきますが、やはり大卒の方が少々初任給は高めに設定されている企業が多いですね。
ただし、あくまでも初任給ですので、入社数年間は大卒、高卒の差があっても、その後は業務実績に伴って支給される企業がほとんどですので、入社後にいかに頑張るかによって給与は全く異なってくるケースがほとんどです。
昇進、昇格についても、やはり一部の企業においては差をつけているところもあるようですが、ほとんどは実績で評価されますので、入社した後はおもいっきり自分の実力を試すのがよいでしょう。
大卒就職は一流大学がいい?
大学卒業はしていても、一部の企業によっては学閥で昇進、昇格などを決めているところもまだあるようです。
表面的に明らかにはなっていませんが、社長が出身した大学など、社長や代表者の意見等にもよりますので、同族企業などに比較的みられるパターンですね。
しかし、ほとんどの企業においては大卒、高卒の違いはあっても、学閥などで決めているところは少なくなってきているのではないでしょうか。
履歴書を確認する際に、人事担当者などによっては高学歴などを見ている方もいますが、大方は、面接時のパフォーマンスであったり、大学生活で学んできたことなどをポイントに採用しているケースが多いのも事実ですので、自分力を高めることが優先です。
まとめ
そもそも大学へ進学する目的もそうですが、大学で何を学んできたのかが重要ですね。
目的を持って大学生活を過ごしてきた方とそうでない方との社会人になってからの行動は格別に違うケースが多いです。
貴重な4年間をどのように過ごすのか進学前には決めておきたいですね。
大学に進学せずとも学ぶ場はたくさんありますし、大学を卒業していなくても自ら起業して成功している方も多くいらっしゃいます。
まずは自分自身の目標や夢をきちんと持って、その上で大学が必要となるものかどうかを考えるのが良いですね。
一番危険なのは大学に入学してから4年間のうちにじっくり決めるといったケースです。
入学後にきめていくことも悪くはないですが、流れに任せるのではなく、自分の意思で自分の道を切り拓いていけるようにコントロールしていきましょう!