夏が近づくにつれ各地で花火大会の情報が出始まっていますが、幕末、文明開花を思わせる花火大会が神奈川県にあります。
今回は神奈川県の横須賀市で開催される「久里浜ペリー祭花火大会」の気になるところについてご紹介してまいります。
幕末に思いを馳せながら観る花火大会もまた違った風情がありますので、是非出掛けてみてはいかがでしょうか。
神奈川県横須賀の久里浜ペリー祭花火大会はいつ?
神奈川県横須賀市で毎年開催されている「久里浜ペリー祭」は、アメリカ大統領の親書を携えたペリーが久里浜に上陸した日にちなんで毎年7月に開催される祭りで「よこすか開国バザール」、「水師提督ペリー上陸記念式典」、「日米親善ペリーパレード」などが催されています。
■2016久里浜ペリー祭 花火大会
・開催期間
2016年7月16日(土)
祭り/10:00~20:10 花火/19:30~20:10
※花火のみ荒天の時翌日順延
・開催場所
神奈川県横須賀市 ペリー公園、久里浜海岸、旧ニチロ岸壁
・アクセス
京浜急行「京急久里浜駅」から徒歩15分、またはJR横須賀線「久里浜駅」から徒歩17分
久里浜ペリー祭の花火大会は、黒船来航で知られるペリー提督の偉業を称える「ペリー祭」のフィナーレを飾る催し物として久里浜海岸周辺で開催されます。
花火大会は、スターマインをはじめとして、水面に映える雄大な花火が久里浜港から打ち上げられ、夏の夜空を彩り、観る人に感激を与えています。
神奈川県横須賀の久里浜ペリー祭花火大会に幕末を思ふ!
久里浜ペリー祭にて、綺麗に夜空を彩る花火大会も素敵ですが、ペリーが来航した幕末時代に思いをはせる良い機会でもあります。
久里浜には、入館が無料でペリー来日の資料などを観覧できる「ペリー記念館」があります。
1853年7月14日(嘉永6年6月9日)に、米国フィルモア大統領の日本開国を求める親書をもって、水師提督ペリーは久里浜海岸に上陸しましたが、この歴史的事実をきっかけに、翌年には日米和親条約が結ばれて、日本は200年以上にも渡ってつづけてきた鎖国を解くこととなり、開国するにいたりました。
ペリー公園は、日本の近代の幕開けを象徴する史実を記念した公園ですが、その中でも「ペリー記念館」は、1987年(昭和62年)に横須賀市の市制80周年を記念して建てられ、1Fは黒船来航を再現したジオラマ模型の展示ホール、2Fは資料展示室となっています。
ペリー公園内には「ペリー上陸記念碑」も建立されていますが、 1901年(明治34年)7月14日にペリー上陸と同じ日に米友協会が建立しました。
記念碑の表の碑文は、初代内閣総理大臣 伊藤博文の筆によるもので、太平洋戦争以降、日米が敵対関係となり、1945年(昭和20年)2月に碑は引き倒されましたが、終戦後、粉砕されず残っていた碑は同じ年1945年11月に復元されています。
■ペリー記念館
住所 横須賀市久里浜7-14
営業時間 開館時間:9:00~16:30
休館日 月曜日(祝日のときは翌日)および年末年始
入館無料
神奈川県横須賀の久里浜ペリー祭花火大会混雑は?
久里浜ペリー祭の花火大会には、毎年約10万人の観客が訪れていて、今年もかなりの混雑が予想されます。
当日の会場周辺は交通規制もあり駐車場もありませんので、公共交通機関を使用していくことをおすすめします。
まとめ
久里浜ペリー祭の花火大会には有料観覧席の用意もされていますので、ゆっくりと観覧されたい方は事前の購入をおすすめします。
■花火大会有料チケット
席数:3,000席
料金:1,500円
・有料観覧席会場:旧ニチロ岸壁
・お問合わせお申込み
チケットぴあ/0570-02-9111 Pコード 632-713(5/28から発売)
久里浜地区の酒販売店(6/8から発売)
詳細は公式HPなどでご確認ください。
http://www.kurihama.info/perry/
素敵なお祭りをお楽しみください。