まだまだ秋も始まった頃ですが、徐々に冬の準備も気になってくる頃ですね。
本格的な寒さが到来する前に物置や部屋の隅の方で冬の出番を待っている、暖房機器類のチェックをしておきましょう。
暖房機器といっても、各家庭で使用している機器は、エアコン、電気ストーブ、石油ストーブ、ファンヒーターなど様々ですね。
今回はその中でも電気ストーブにスポットを当てて、気になる点を調べてみました。
これから新しく暖房機器を購入される方や今の機器からの買替を検討されている方など、是非参考にしてくださいね。
電気ストーブの電気代はどのくらい?
一軒家などにお住いの方などは、まだまだ石油ストーブを使っている方も多いですが、マンションなどの集合住宅ですと規制などで、エアコンや電気ストーブ、床暖房を使う家庭が多いですね。
では、電気ストーブって一体、どのくらい電気代を消費しているのでしょうか。
と、その前に電気ストーブと一概に言ってもその種類はいくつかあります。
・ハロゲンヒーター
・パネルヒーター
・カーボンヒーター
・オイルヒーター
ハロゲンヒーターやカーボンヒーターは一般的に赤外線ヒーターと呼ばれ、室内全体を暖めるのには不向きであり、設定の温度に達するのに時間もかかる為、その分電気代も大きくなります。
ただし、立ち上がりが早い為、寒い時期すぐに暖かさを感じたい方には向いています。
カーボンヒーターはハロゲンヒーターなどに比べると消費電力は抑えられます。
参考までに電気ストーブとエアコンの電気代は以下の通りとなっています。
・12時間使用した場合 ※機種タイプ、能力にもより異なります。
電気ストーブ(600W) 約140円
エアコン(8畳タイプ)約 50円
電気ストーブは温風タイプのものもありますが、部屋全体を暖め続けるのにはどうしても消費電力が高くなり、家族が多い家庭などでは不向きとなります。
寝室や赤ちゃんなどがいるご家庭で、小さめの部屋で使用するなど、用途に応じて電気ストーブかエアコンかを選ぶようにしましょう。
ホットカーペットなどと併用するのもありですね。
エアコンは部屋全体も暖めるので、常時つけていなくても大丈夫な分、さらにコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
ここまで、電気代としてはエアコンの方が優勢ですが、やはり本体価格はエアコンの方が一般的に値段が高めとなりますので、
本体価格とランニングコストを踏まえトータル的に検討することもおすすめします。
エアコンなどは最新のものですと省エネ化が進んだ機種もたくさん出ていますが、従来からのものですと、電気代がかなり掛かるものもありますので、10年程度を目安に買替を検討した方がよいでしょう。
電気ストーブおすすめは?
さて、エアコンの方がなんとなくお得感がある内容となりましたが、電気ストーブを選択する際のおすすめは何がよいのでしょう。
・ハロゲンヒーター
・パネルヒーター
・カーボンヒーター
・オイルヒーター
先ほど、電気ストーブの種類には様々なものがあるということをお伝えしましたが、電気代からのコストパーフォーマンスを見ると、カーボンヒーターやハロゲンヒーターとなりますが、電気ストーブの中でも比較的暖かさを追求するのであれば、カーボンヒーターが良いでしょう。
そのほかにも、グラスファイトヒーターといって素早い立ち上がりが早い機種も出ていますが、本体価格がカーボンヒーターよりも高めの設定になっています。
また、暖房効率はカーボンヒーターと変わらなく、カーボンヒーターよりも衝撃に強いシーズヒーターといった機種も出ています。カーボンヒーターが石英管を使用しているのに対し、シーズヒーターは金属管を使っている為に衝撃に強くなっています。
電気ストーブを購入する際の参考にしてくださいね。
各商品毎の特徴については、家電量販店などで実際に店頭で見て、聞いて購入してください。
電気ストーブの価格は?
最後に、電気ストーブの本体価格ですが、こちらについては暖房能力や機能などについて様々ですが、一般的には2万円台~4万円台のものが比較的売れているようです。
リビングなどに置く際には、デザインなどもありますので、色や形など、店頭などでみてご自分の部屋に合った機種を選ぶとよいでしょう。
足元だけ暖めたいなどの場合で、コンパクトで良ければ、1万円を切る機種も多く出ています。
長時間使用せずにちょっとしたところで使う場合には持ち運びも便利な電気ストーブが良いですね。
まとめ
電気ストーブはエアコンや石油(灯油)ストーブなどと比べると電気代や暖房能力などで劣る面は多いですが、用途によっては手軽に比較的安価で購入出来るので人気があります。
また、最近では水蒸気で本物の炎のゆらぎを再現している電気暖炉も発売されています。
10万円程度で高めの金額ではありますが、本物の炎に見え、暖炉の雰囲気が好きな方にはたまらない一品です。
電気代なども気になるところですが、家庭内では電器の無駄遣いとなっているところがまだまだありますので、家庭内全体を見渡して、節約出来る部分を探すのも冬前の準備としていかがでしょうか。
暖房便座の蓋を閉めるのも節電のひとつですよ!