そろそろ年賀状申込のパンフレットがお店などで目に留まるようになってきましたが、
合わせて喪中はがきの案内は年賀状よりも早く作成して出さなければならないので、
喪中のご自宅の方は準備に入る頃ではないでしょうか。
「まだ9月なのにもう準備~?!」といった感じですが、着々と年の瀬は迫ってきています。
喪中案内を控えている方は、そろそろ準備の時期ですが、今回は、喪中の出す時期や
出す相手の範囲、反対に喪中はがきを受け取った際の対応をどうすればよいかなど、
気になる部分を調べてみました。
喪中のはがきを出す時期はいつ頃がいい?
喪中はがきとは、喪に服していることを相手に知らせ、翌年の年賀状を遠慮する旨を伝えるのが目的です。
「年賀状欠礼ハガキ」や「年賀欠礼状」などとも呼ばれています。
年賀状を遠慮するのが目的ですので、相手が年賀状を出す、もしくは、年賀状作成を始める前に届くように送るのがマナーとなります。
一般的には、11月中旬以降、12月15日までに届くように送ります。
年賀状の受付開始時期は例年12月15日頃が一般的となっているようですが、早めの準備と投函で相手にご迷惑とならないよう心掛けましょう。
12月15日に間に合わない場合はどうする?
万が一、12月に入ってから不幸などがあり、喪中はがきが間に合わないような際には、
喪中はがきを年賀状の返信として出すか、1月1日から1月7日までの松の内を過ぎてから
届くことが出来るように寒中見舞いとして出す例もあります。
ポスト投函時期は注意してくださいね。12月中に投函してしまうと、1月7日前に届いてしまいます。
喪中のはがきを出す相手はどの範囲まで?
まず、亡くなった方が以下の方の場合は基本的に喪中案内のはがきを出します。
両親、配偶者、兄弟姉妹、配偶者の両親祖父母、配偶者の祖父母、兄弟姉妹の配偶者、配偶者の兄弟姉妹については、出す方出されない方がいて、おじ、おば、いとこになると、ほとんど出しているケースが少ないです。
そして喪中はがきを出す相手ですが、
毎年年賀状を送っている相手(友人、同僚、上司、先生、親戚関係など)
毎年ではないが、その年にお世話になったために、本来であれば年賀状を
出す予定にしていた方
となります。
あらためて、昨年度までに年賀状を送付していたリストなどを見返してみましょう。
上記は個人として出すケースですが、一方でビジネス上の相手や取引先に喪中はがきを出すケースとしては、 故人の葬儀に参列して下さった方に出すケースが一般的に多いようです。
喪中のはがきを受取ったらどうすればいい?
また、自分が喪中はがきを受取る側になった際ですが、喪中はがきで初めて訃報を知るケースも少なくありません。
その際には、返信のはがきにて初めて知ったことを伝え、お悔やみの気持ちを書き添えるようにしましょう。
訃報を知っていて以前にお悔やみの気持ちを伝えてあるケースと、上記のように初めて知った際の返信時の文章内容は異なってきますので注意してくださいね。
いずれにしても、基本的には返信のはがき文としての冒頭は「寒中お見舞い申し上げます」とします。
また、喪中はがきを出していない方や出し忘れた方から年賀状を受け取ってしまった場合にも、年始が過ぎた松の内(1月7日)以降に喪中欠礼挨拶の「寒中見舞い」を出しましょう。
まとめ
はがきの文面等については、お店やパンフレットなどで様々な内容のものが出ていますので、基本的には、フォーマットを選択して複数枚プリント依頼をするのが良いでしょう。
自分で手書きで、という方もパンフレット内の文章を参考に書かれてはいかがでしょうか。
その際に注意する点としては、「年賀」という文字を使用せずに、「新年」「年始」「年頭」の言葉を用いるようにし、近況報告などは慎むのがマナーです。
日頃のお付き合いの感謝の気持ちと、受け取られる相手方の健康無事を祈念する言葉で意を表することを忘れずに文章を綴ると良いでしょう。