自動車の車検は忘れたころにやって来る感じがしたり、気付くと「もう車検??」なんて気がする方も多いのではないでしょうか。
フロントガラスの表面に次回車検日のステッカーが貼ってあり、毎日のように目にしているはずなのですが、目に入っていないのでしょうね。
今回は車検についての気になるところをご紹介していきます。
気付いたら車検切れまでもうすぐということにならないように、この機会に確認してみましょう!
車検をディーラーで受けるメリットは?
いつも利用しているガソリンスタンドなどへ行った際に、車検間近になると「当店でいつまでに実施すると、このお値段で・・・」なんて進められたことは一度はある方もいるのではないでしょうか。
もしくは、自動車を購入したディーラーや修理をお願いしている販売店などからも車検間近になると電話が来たり、葉書が来たり自分が忘れていても間近になるとどこかで気付かされるところがあります。
しかし、案内文などを見てみると値段の差もかなり異なっていたりするケースもありますが、そもそも一般的にディーラーで受けるメリットってあるのでしょうか。
結論から言いますと、ディーラーとガソリンスタンドや民間の車検工場などで受ける内容にほとんど差はありません。
車検実施する側においては、基本的にチェックしなければならない部分は決まっていますので、項目に沿った形で実施するために車検内容はほぼ同内容と考えて良いです。
ディーラーで受けるメリットについては、購入したディーラーであれば営業担当者などとも親密に接することが出来、比較的親身に対応していただける為、ちょっとした不具合部分などはサービスにて対応していただける可能性もあります。
また、メーカー専門に取り扱っていることもあり、車種の癖や車種の詳細について詳しいケースもあり、依頼する側としては比較的安心して車検に出すことが出来るといったところです。
車検をディーラーで受ける費用は?
次に費用の部分が最も気になるところですが、こちらについてはディーラーに依頼するとなんとなく高い感じがしますね。
実際にガソリンスタンドなどからの案内チラシなどを見るとかなり安く感じたりしませんか。
■車検にかかる費用
・重量税
・自賠責保険料
・印紙代
・検査代
・交換消耗部品代等
・(整備)技術料
車検の価格構成は基本的に決まっていますので、重量税、自賠責保険料、印紙代などは法定費用といって、どこで車検を受けても掛かってくる費用ですので、違いはありません。
価格に差が出るのは、法定費用以外の検査、部品、技術料の部分が異なってきます。
検査する会社によっては、部品交換などの見方も若干異なってきますので、強く交換を進めてくる会社もあれば、もう少し様子見ても大丈夫といった感じで伝えてくれる会社もあります。
この辺の感覚は検査をする担当者の方の性格や経験則によって変わってきますね。
法定費用以外のところについては、やはりディーラーが設備投資などを行っている分、割高になるところで2万円~3万円程度違ってきます。
ディーラ車検:法定費用(車両重量によってことなります)+50,000円~100,000円
とくに修理などがなければ、重量のある車種で150,000円といったところが相場のようです。
割高ですが、正規ディーラーにて安心を買うといった部分もありますね。
車検はディーラーとガソリンスタンドでは違う?
ガソリンスタンドもかなり安価な価格でPRしていますが、確かに一般的にディーラーと比較しても2万円~3万円程度は安くなっています。
ガソリンスタンドにもよりますが、表示されている価格は安いですが実際に検査に出した際にいろいろと修理、整備を進められて結局はディーラーとあまり変わらなかったといったこともあるようです。
ディーラーの方と親密になっていれば、ちょっとした内容であればサービスで実施していただける部分もありますので、見積を取得して最終的に判断するのがよいです。
ただし、普段頻繁に利用しているガソリンスタンドなどでも、ケースによってはサービス面も充実しているところがありますので、ディーラー車検にこだわりがないのであれば、ガソリンスタンドやその他民間での車検も十分に検討する余地はあります。
まとめ
一般的に車検はディーラーが安心とされてきましたが、最近ではガソリンスタンドやカー用品店や民間工場などでも十分な車検対応を行っていただけますので、最終的にはサービス面や担当者の対応なども踏まえ、金額を比較して決めるのがよいです。
車検サービス内容だけではなく、粗品プレゼントサービスなども行っている会社もありますので、トータル的にメリットを見出して決めることをおすすめします。
最近では日帰り車検も多くなっていますが、車検に要する日数や日数が掛かる際の代車手配なども忘れずに確認してください。