春先や秋頃になると、会社の異動転勤や進学などで新しく生活を始められる方の引越しが盛んになってきますね。
これまでに引越し経験のある方や、これから初めて引越しを経験する方など、不安と期待の入り混じる引越しですが、引越した際の挨拶はちょっと戸惑うところではありませんか。
近隣にどのような方が住んでいるのか不安が生じるところですが、引越しはする側も迎え入れる側もお互いに不安がつきまといますね。
そんな時には挨拶でスムーズなスタートを切ることが出来れば良いのですが、今回は、引越しの際の挨拶について、気になるところを記載しました。
引越しの挨拶は必要か?
引越しをした際の近隣への挨拶については、実施しておくべきです。
しかし、引越しと一口に言っても、様々なケースがありますね。
・借家(一軒家)
・アパート
・賃貸マンション
・分譲マンション
・寮
・下宿
・一人暮らし
・家族
・二世帯
など、住居、住人のケースが異なります。
いずれにしても、挨拶は必要でしょう。
挨拶がない場合においては、生活音などのトラブルが発生しやすくなったり、自治会連携などコミュニケーション不足により、物事がスムーズにいかないケースも考えられます。
とくに購入した物件などは長期に渡って付き合うこととなりますので、初回の印象を良くして、地域コミュニケーションを取りやすく出来るようにしておきましょう。
家族などの場合は、全員で出向くか、または夫婦のみで出向くなど、なるべく初めに顔を合わせておくと良いです。
また、引越しはどの範囲まで挨拶に出向けば良いのかも迷うところですが、集合住宅(マンションやアパートなど)であれば、両隣と上下階は挨拶に出向きましょう。
集合住宅はどうしても生活音が伝わり易いので、音が通ると想定されるお部屋には挨拶をしておくほうが良いです。
賃貸などでは、大家さんや地主さん、管理人さんなどへもお渡しすると良いです。
一軒家などでは、両隣りや比較的近所で良く顔を合わせることになりそうなお宅へ出向くのが良いですね。
その際には、自治会長さんども確認し、自治会長さん宅へも挨拶を済ませておくとよりコミュニケーションがとりやすくなるでしょう。
隣人にどのような方が住んでいるのか、確認の意味でも挨拶は済ませておいた方が良いです。
エレベーターで一緒になった際や、ゴミだし時など、はじめて顔を合わせる際も、挨拶が済んでいないと気まずい感じがしますよね。
引越し挨拶の品物はなにがいい?
引越しの挨拶の際の品物ですが、こちらについてもいろいろとあります。
・タオル
・お菓子
・洗剤
・缶詰などの詰め合わせもの
・乾麺
・お茶(紅茶)
・入浴剤
・ギフト券
一般的にはお菓子などが多いようですが、溶けやすいチョコレートなどは避けて、日持ちのする煎餅やクッキーなどが良いです。乾麺なども日持ちしますので、喜ばれやすいですね。
金額は1,000円程度のもので十分です。
私の場合、遠方に引越した際には、引越す前の地元のお菓子などを事前に購入し、挨拶に持参しました。
同じ地域のお菓子よりも「ここから引越してきました」という意味合いも出るので、地元銘菓などがあればおすすめです。
引越し挨拶の品物は、あくまでも「これから宜しくお願いします」という意味のものですので、肩肘張らずに、相手が家族などであれば、家族みんなで味わえるようなお菓子など、挨拶に出向く先に合わせて購入するのも良いですね。
熨斗(「ご挨拶」)なども付けるのも良いですが、引越しの準備の忙しい中とかであれば、無理して貼らなくても包装してあれば良いです。
また、挨拶のタイミングですが、新居先では引越した当日に出向くのが良いでしょう。
引越し作業で騒音などが発生する際や隣近所の通路となる部分を使用する際には、2~3日前に事情を話して挨拶を交わしておきます。
引越しの挨拶については、新居先と旧居への挨拶がありますので、どちらも引越しで騒音が発生する2~3日前までくらいには済ませておくのがよいでしょう。
なお、旧居では引越し当日の騒音だけではなく、引越しに向けて日々梱包作業などを行う際にも音は出ますので、準備に入るあたりから引越し日を伝え、挨拶を済ませておくのも引越し間近に慌てなく、近所の方へのご理解もいただけます。
なお、不在時の方も多いですが、1週間以内位にはお会いしておきたいですね。
何度かお伺いし、それでも不在のようであれば、ドアノブにかけておくなどしてお渡しすれば良いです。
引越し挨拶のお返しは必要?
一般的には引越しの挨拶に対してお返しは必要ありません。
ご挨拶の意味でお持ちしていますので、ありがたくいただきましょう。
とくに品物でのお返しは必要ありませんが、次に会った際などに、お菓子などであれば「美味しかったです」や地域銘菓などをいただいたのであれば「この辺では見ないお菓子ですね」など感想を伝えて、いただいたお礼の気持ちを伝えるようにすればよいでしょう。
なお、付き合いが頻繁になってきた際には、どこかへ旅行に行った際のお土産や、自家製の食べ物などをお渡しするのもよいですね。
ただし、あまり気にし過ぎると、いただく側も申し訳ない気持ちになりますので、ほどほどに気持ちの受け渡しが出来る程度にしておきましょう。
まとめ
引越しに限らず、大人も子供も挨拶は基本ですよね。
引越しは、あたらしい生活のスタートです。
楽しく快適な新生活を送る為にも、近隣への挨拶は早めに済ませておきましょう。
地域慣習などもありますので、不動産会社や管理人の方などに慣習などを聞いておくことも良いですよ。