ここ最近では真夏日が続いている日本列島ですが、このまま梅雨を迎えずに夏突入の勢いですね。
連日の暑さで本格的な夏が待ち遠しい方も多くいらっしゃるでしょうが、夏と言えば待ち遠しいもののひとつには花火がありますね。
今回は全国の花火大会でも有名な秋田県大仙市の大曲の花火大会の気になるところをご紹介してまいります。
夏本番前に花火大会のチェックも忘れすに行いましょう。
秋田県大曲の花火大会2016年はいつ?
秋田県大仙市の大曲花火大会は毎年多くの人で賑わう全国でも有名な花火大会です。
■第90回 大曲の花火 全国花火競技大会
昼花火:17:30~ / 夜花火:18:50~
今年は90回の記念すべき花火大会ともなりますので、かなりの賑やかさが期待できます。
大曲の花火競技大会は、識者の間で最も権威ある大会として位置づけられていて、花火をつくった本人自らが手で打ち上げる真の競技大会となっています。
競技大会では内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣奨励賞が授与されることや、テーマをもうけて創造性の高い花火を自由に組み合わせることなどから、ストーリー性を持って音楽イメージと合った作品を競い合う花火大会になっていることなど、毎年斬新なテーマ性に優れた花火が打ち上げられるため、人気の高い花火大会となっています。
ただ単に「花火大会」ではなく「花火競技大会」となっている所以が伺えますね。
秋田県大曲の花火大会種目は?
全国花火競技大会は、昼花火の部では五号玉五発、夜花火の部では十号玉(尺玉)二発と創造花火によって、参加28社の花火師により技が競われる大会です。
■昼花火の部
全国でも大曲の花火だけとなった昼花火の競技ですが、昼花火は雅趣に富んだ見応えのある花火となっており、昔から花火通の粋人が好む花火となっています。
煙竜(煙物)や割物で競技を行い、煙竜(煙物)は夜の光の代わりに色煙(紅・黄・青・緑・紫など)を駆使して色彩豊かに空に模様を描き出し、模様の多様化と色彩を鮮明に描き出しているところが昼花火の特長となっています。
割物は夜の割物花火と全く同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわし、夜の割物花火と同じように非常に手の込んだ技術的にも高度なもので、花火の形と鮮明な色彩が割物花火のポイントとなっています。
■10号玉の部
10号玉は2発打ち上げられますが、一発目の玉は「芯入割物の部」(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)で、二発目は「自由玉の部」(一発目と重複しない自由創造的なもの)となっていて、総合点で評価をします。
課題玉は四重に開く「三重芯」、五重に開く「四重芯」となっていますが、最近では6重に開く「五重芯」等も出てきていて趣向が凝らされています。
自由玉は「千輪」「冠菊」「小割模様」等があり、開く花火は、精巧に「整」を追求し完璧な調和美を描き、世界一華麗な芸術美を醸し出しています。
■創造花火の部
創造花火とは、従来の丸型の概念を破った花火で、昭和39年(1964年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めて取り入れられた花火で、秋田県大仙市が創造花火の発祥地となっています。
打ち上げ花火にテーマをもうけて形態・色彩・リズム感・立体感など、花火師の創造性を追求したものとなっていて、こちら見応えがあります。
■内閣総理大臣賞
夜花火の部において、創造花火・10号玉2発を総合的に審査した結果、最も優秀と認められる花火を作った花火師に贈られる最高の栄誉となっている賞です。
秋田県大曲の花火大会混雑は?
花火大会当日は会場付近はかなり混雑しますので、時間にかなりの余裕を持って行く必要があります。
「大曲の花火」は、歩行者〈観覧者〉の安全確保を第一に運営されるため、広範囲な交通規制がしかれます。
当日は交通渋滞や交通規制のために公共交通機関の利用も規制がありますので、歩くことが基本となります。
遠方から行く際には、昼前には秋田県内に入っておくようにしましょう。
例年の観覧者数は75~80万人となっていて、平成22年には80万人と過去最高の人数となっています。
まとめ
一般の花火大会も良いですが、「花火競技大会」も競い合う素敵な花火を見ることが出来そうですね。
素敵な一夏をお過ごしください。